- 親知らずは抜いた方が良いのでしょうか?
- 全ての親知らずが抜歯適応歯という訳ではありません。
炎症の原因歯・手前の歯の状態を悪くする(むし歯・歯周病)・歯並びを悪くする歯であれば抜くことが望ましい場合があります。
よくあるご質問
- 神経に近くて親知らずが抜けないと言われましたが、治療は可能でしょうか?
- 神経に近い場合は、神経損傷のリスクがありますのでCT画像検査を行い、解剖学的に親知らずと神経の位置関係を正確に把握した上で治療を行います。
当院では抜歯をご希望された患者さまには抜歯に伴って生じる症状などを丁寧に説明し処置を行うように努めます。
神経に近いから必ず神経症状が出現する訳ではありませんし、抜けないということではありません。
- 矯正歯科に受診中です。14歳ですが親知らずを抜くことをお勧めされました。抜歯は可能でしょうか?
- 矯正に絡む抜歯であり、年齢的にも保険外の診療(自由診療)となりますが抜歯は可能です。中学生や高校生であっても親知らずを抜くように矯正歯科医に指摘された、早期に親知らずの抜歯を行いたいなどありましたらご相談ください。
※保険で親知らずの抜歯が行える理由は、智歯周囲炎(親知らずのまわりの歯ぐきが腫れる・膿む)など、病気として認められる症状があるからです。
- 骨を強くするお薬(ビスフォスフォネート系薬剤)を使用していますが、抜歯は大丈夫ですか?
- 顎骨壊死検討委員会が作成したポジションペーパーに従い治療を行います。骨を強くするお薬の使用期間・骨粗鬆症以外の全身疾患などによってもお薬を継続使用して外科処置を行うか、休薬して行うかなど異なりますので全身状態に応じて治療方針を検討します。かかりつけ医にも確認を行った後に治療を行います。
※最新のポジションペーパーでは、上記のようなお薬は基本的には休薬せずに抜歯・外科処置を行うことが推奨されています。
- 血がサラサラ(ワーファリン・バイアスピリンなど)のお薬を使用していますが、抜歯は可能でしょうか?
- 多くの場合可能です。基本的にそれらのお薬は内服継続したままで抜歯を行いますので、ご自身の判断で中止するなどの行為はしないようにお願いします。かかりつけ医に問い合わせ後、止血操作(縫合・止血剤の使用など)を丁寧に行い抜歯致します。
- 初診日(初回)での抜歯は可能でしょうか?
- 画像検査・口腔内診察・全身状態の確認を行った後、治療計画を立て処置を行うため、基本初診日での抜歯は行っておりません。有病者の患者さまの場合、全身状態を確認し必要に応じてかかりつけ医に問い合わせを行った上で処置を開始します。
- 通院している歯医者(かかりつけ歯科)があるのですが、抜歯のみ対応してもらえますか?
- 対応させて頂きます。このような場合、現在通院されている歯科の担当医に抜歯に関して相談し紹介状を作成してもらった上でお電話でご予約ください。ご希望・ご依頼の歯を抜歯後、かかりつけ歯科にお戻り頂けるようにこちらも紹介状を作成しご案内します。
- 口の中に白い病変が出来ました。がんでしょうか?
- 口腔内にはさまざまな粘膜疾患が存在します。白い病変の代表例として扁平苔癬・白板症・カンジダ症などがあります。白斑を伴う病変の全てががんという訳ではありませんが、その中には確かにがん化する病変も存在します。不安に感じる・気になるなどありましたら診察を受けられてください。
- 口の中にできものが出来て不安です。
- 全てがという訳ではありませんが、腫瘍性病変の可能性もありますので、一度診察を受けられてください。
当院で対応可能なものは当院で外来局所麻酔下に処置を行い、病理検査・診断します。
悪性腫瘍(がんなど)の可能性が高いと判断した場合や当院で治療が困難なものは大学病院等の各専門科に紹介させて頂きます。
- 歯の治療を行っていますが、歯の根のあたりの歯ぐきが何回も腫れを繰り返します。
- 根の治療(根管治療)で治癒する場合もありますが、歯根嚢胞が存在する可能性も否定出来ません。そのような場合、根の治療だけでは治癒しませんので外科的に嚢胞を摘出し・根の先を切る(歯根端切除術)処置を行うことで症状が改善することがあります。
※進行している場合は抜歯に至る可能性もあります。
- 抜歯を行ったら腫れはいつ出ますか?
- 一般的に腫れのピークは2〜3日後です。そこをピークに腫れが落ち着いて来ます。腫れは手術時間・出血量・手術方法などによっても異なりますので酷く腫れるものばかりではないと思ってください。
- 歯を抜くことになりました。両隣の歯が健康な歯なので削りたくありません。どうすれば良いでしょうか?
- そのまま放置すれば、両隣の歯は傾斜し状態が不良となるため、入れ歯(義歯)で歯を補うか、インプラントで歯を補うかが治療方法の選択肢となります。入れ歯であれば保険適応のものもあります。インプラントは自費治療となります。
- 糖尿病を患っています。インプラント治療は可能でしょうか。
- 糖尿病のコントロール状態によります。軽度であれば、糖尿病のコントロールをしっかり行い、歯科のメインテナンスも継続することで埋入可能な場合があります。糖尿病のコントロールが不良な方や定期的なメインテナンスを行わない場合、埋入後感染のリスクが高く、また仮に埋入出来たとしても将来的にインプラント周囲炎が生じるリスクが高いため、高額であるインプラント治療はお勧めしません。
- 骨がないためインプラント埋入困難と言われました。埋入出来ないのでしょうか。
- 骨の状態によります。GBRや骨移植術を併用することでインプラント体の埋入が可能となる場合もあります。
インプラント体と同時にこれらの手術が可能な場合、前もってこれらを行わなければならないケースなど症例に応じて検討していきます。骨が大幅に不足している場合、やはり適応困難な事もあります。
- 下あごのベロ側に骨の出っぱりがあり、入れ歯を装着した時痛いのですが、何か良い治療方法はありませんか?
- 痛みの原因として下顎隆起を疑います。下顎隆起形成術(骨の出っぱりを削除する手術)を行うことで入れ歯装着時の疼痛が改善します。
- おとなの歯(永久歯)が生えてくる時期と言われているのに歯が生えて来ません。このまま放置して大丈夫ですか?
- お子さまの歯の状態を画像検査にて確認することをお勧めします。本来歯が生えて来る時期に歯が生えない場合、顎骨に過剰埋伏歯が存在することもあり、そのような原因を取らない限り永久歯が萌出しない事があります。
- 矯正歯科に通院中です。埋まっている歯が存在し、引っ張る必要があると言われました。治療可能でしょうか?
- 埋伏歯に対して開窓術を行います。当院で治療可能ですのでご相談ください。
- あごがカクカク鳴ります。診てもらえますか?
- 顎関節症と考えられ、放置することで症状が増悪することもあります。口腔内外の診察・画像検査を行い状態を確認し、必要な治療を行います。
- インプラントの治療期間はどのくらいかかりますか?
- 骨の状態や上顎・下顎で異なります。症例に応じて治療期間が変わりますので診察・検査後、治療期間をご提案させて頂きます。当院では主に2回法を行っているため、上顎はインプラント1次手術後約半年、下顎は埋入後3ヶ月待った後、次の処置(2次手術・上部構造)に移行することが多いです。
- 受診を考えています。予約なしでも大丈夫ですか?
- 予約された患者さま優先で診療を行っておりますので、予約なしでご来院された場合、長時間待つことが予想されます。酷く腫れた・痛みが強いなど急患の患者さまであっても、お電話頂くことで比較的待ち時間が少ない時間帯をご案内出来る場合もございます。受診を希望される際は必ずお電話でご確認・ご予約をお願いします。
- 歯科医師です。見学は可能でしょうか。
- 可能です。ご連絡ください。治療時の見学ということであれば、患者さまに説明し、了承頂いた上で見学してもらうようにします。